このたび、みんなの党代表選挙に立候補し、全会一致で代表に再任されまし

た。大変、身の引き締まる思いです。皆様の日頃のご支援の賜物と、厚く御

礼申し上げます。

 

東日本大震災以降、私たちがこれまで主張してきたアジェンダが、いかに正

しかったかを改めて再確認致しました。復興が遅れに遅れているうえ、復興

 予算が流用されてしまうという、とんでもないことが起こっています。官僚

 統制・中央集権の下、被災地に三ゲン(権限・財源・人間)の委譲が行われ

 ていないことこそ、根本的原因です。

また、福島第一原発事故を受け、みんなの党は、原発ゼロの方針を確認し、

 徹底した電力自由化を進むべきだと主張してきました。いまこそ、大胆な規

制緩和・自由化路線をとり、さらに経済成長の原動力としていくことこそ正

しい選択だと確信しています。

 

みんなの党は、「誰と組むか」の前に「何をやるか」を徹底して訴え、

 国会の中では、争点ごとに組む相手を選ぶ「クロス連合」構想を打ち出して参り

ました。民自公の談合体制が確立した以降でもこの方針を変えていません。

「何をやるか」こそ、日本の戦後政治に欠落してきた政党の魂だと思います。

みんなの党の政治戦略は、まず「政界再編の道筋」をつけることです。官僚

統制・中央集権を大転換する政治勢力を再結集しなければなりません。官尊

民卑の政治文化があるなら民間の力を信じる政治勢力、中央集権党に対し地

域主権党が必要です。大きな政府をめざす政党ばかりでは、日本の衰退は止

 まりません。スリムな政府をめざす政党が必要です。

政権交代後、民主党は第二自民党と化し、解体の一途をたどっています。民

主党の中にも、みんなの党のアジェンダとほとんど同じ政策を指向する議員

 らがいます。ぜひ、そうした人たちを巻き込んで、政治勢力を結集していこ

 うではありませんか。

 

次期総選挙の主なテーマは、領土問題のほか、「増税を容認するか否か」

 「原発ゼロをめざすか否か」です。増税容認勢力、原発続行勢力とは一線を

画していかなければなりません。日本政治を悪化させてきた民自公の3党談

合体制、増税翼賛体制にまず風穴をあけるところから始めることが重要だと

考えています。

その一方で、個別の政策でみんなの党アジェンダと一致するのであれば、い

ままでと同様、その範囲内で連携を進めていきます。自民党の安倍新総裁が、

「デフレ脱却が先」と主張した言葉どおりに進め、そのために日銀法改正が

必要という話になるなら、増税の前にすべきこととしてみんなの党が指摘し

てきた「デフレ脱却」「日銀法改正」と一致します。また、自民党と共同で

 提出している公務員制度改革関連法も、安倍自民党が本気で進めるなら、連

 携することもありうるでしょう。

 

日本維新の会との連携については、アジェンダが同じなら一緒にやるし、ア

ジェンダが違えば別々にやるという、極めて当たり前の方針で話を進めて参

りました。

そもそも維新の会と協議を始めた共通認識は、同じ方向性・同じ政治理念を

もった勢力が、小選挙区で双方から候補者が出れば、お互いのためにならな

いという点からで、どうやればこの2つの政治勢力で相乗効果を発揮できる

かについて、真剣に考えて参りました。

残念ながら、維新の会の政党化準備が整わず、新党構想のみが独り歩きして

 しまいました。協議の一時中断によりみんなの党解党宣伝や離党騒動に発展、

 みんなの党支持者の皆様にはご心配をおかけしました。深くお詫び申し上げ

 ます。

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これからも、維新は維新、みんなの党はみんなの党で、互いによきライバル

 にして、よき友でありたいと考えています。小選挙区のすみ分けや、相互承

認について、党対党の協議を続けて参ります。

今後、みんなの党への信頼回復と支持拡大に努め、次の衆議院選挙、来年の

参議院選挙では、まずキャスティングボードをとりにいかなければなりませ

ん。レバレッジがきく議席数を確保していくことが大事です。

さらに、政権奪取をめざしていく必要もあります。遅くとも次々回の衆議院

 選挙や参議院選挙までに政治勢力を再結集し政権奪取をめざしていくことが、

 我々に課せられた使命です。こうした覚悟と戦略、これまでの総括と反省に

立って、次の3年間を「みんなの党・飛躍の時代」にして参ります。

 

党運営については、党内でのコミュニケーション不足を解消するなど敷居を

低くし、風通しの良い党運営に努め、党の体制強化をはかっていきたいと思

います。同僚議員や地方議員、党員・支持者の皆様の声には謙虚に耳を傾け

て参ります。「何をやるか」こそ、みんなの党の真骨頂です。政調の機能強

化をより図っていきます。

衆議院選挙・参議院選挙が迫っており、みんなの党選対本部を早急に立ちあ

げなければなりません。また、事務局体制の強化や、企業・団体献金によら

ない党の財政強化、党員拡大も必要です。地域の声に謙虚に耳を傾けて反映

する仕組みづくりや、地域組織の強化も図っていきます。

そして、3年後のみんなの党代表選では、党員の一人一票ぐらいの覚悟をもっ

 て、新たな党員投票のできる代表選にしていくことも重要だと考えています。

みんなの党は、ネット選挙解禁をより大胆なかたちで提案しています。3年

間の間に、SNSをより活用し、ネット投票ができるような政党にしていき

たいと思います。

 

みんなの党は、戦う改革政党です。「ブレない・曲げない・崩れない」不撓

 不屈の精神で取り組んでいかなければなりません。我々がやらずして、誰が

 やるのか。これこそが、みんなの党に与えられた道義上の至上命令「義命」

 と考えます。

日本の長期衰退を大転換し、日本の底力を活かせる国家隆盛の政治をやって

 いこうではありませんか。党員の皆様のご協力、一致結束を心よりお願い申

 し上げます。

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